【解説】リバーブの使い方とコツ!ギターのサウンドをワンランクアップ!初めて購入するのにオススメのエフェクターも紹介します!

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今回はリバーブについて深堀していきます!

リバーブがどんなものかというのは空間系エフェクターを紹介した記事(詳細はコチラ:【初心者向け】歪み以外にもたくさんあるエフェクター!その違いは?空間系とモジュレーション系の種類を解説します!)でも解説してきましたが、今回は「リバーブ」に焦点を当ててお話ししていきます!

なんとなく使っている人や、中には必要のないエフェクターだと思う人だっているかもしれません。

ですが、リバーブをうまく使うことでギターのサウンドをワンランクアップさせることができます!

リバーブの使い方とそのコツ、そしてオススメのリバーブエフェクターをご紹介していきます!

リバーブとはこんな音!

リバーブは簡単にいえば音の残響音を作る効果です。

残響音とはお風呂や体育館などで音が反響して聞こえる感じです。

これを機械的に作るというわけですね。

リバーブを使うことのメリット

リバーブを使うと実際にどんなメリットがあるのか?

これが明確でないと使わないですよね。

使い方にはメリットが大きく3つあります。

★メリット1 常時リバーブをON!バンドに馴染みやすい音にする!

リバーブが薄くかかっている状態で常にONにしておく使い方です。

こうすることで、ギターの音は太く聞こえ、角がとれたような音になります。

実際にバンドで演奏するときにギターの音が埋もれず、他の楽器とも馴染む音が作れます。

★メリット2 リバーブの効果が欲しいときにON!フレーズを際立たせる!

ギターソロやアルペジオなどでエフェクトをONにすることで、それらのフレーズが目立つようになります。

「リバーブを掛けた方がいいフレーズだな」とか、「ギターソロはもっと聴かせたいな」などのときにリバーブを使えばギターの聴かせ方に幅がでてきます。

こういったところから自分だけのオリジナルなフレーズのアイディアも浮かんでくるかもしれませんよ!

★メリット3 リバーブを深くかける!60年代のサーフサウンドの出来上がり!

これもメリット1と同様、リバーブを常時ONにすることが多いのですが、リバーブを深くかけることで、「ベンチャーズ」のような60年代風サーフサンドを作ることができます。

これは後述するリバーブのタイプである「スプリングリバーブ」が適しており、フェンダー系のアンプ、特に「デラックスリバーブ」や「ツインリバーブ」であればエフェクターを使わなくともこのサウンドを再現できます。

意外とたくさんある!リバーブの種類

リバーブにはいくつかの種類があり、どんな音に使うか、もしくはどんなサウンドにしたいかでその種類を選択していきます。

ホールリバーブ

その名の通りホールのような大きな空間で発生する残響音を再現したリバーブです。

コンサート会場やミュージカルを講演するホールは残響音が自然と発生しやすいようにできているのですが、ライブ会場やレコーディングでその効果が欲しいときにそのような場所ではできなことの方が多いです。

そんなときにこのリバーブを使って再現するというワケです。

ルームリバーブ

ホールリバーブに似たリバーブの効果ですが、こちらは寝室やリビングといった比較的小さめな空間の残響音を再現しています。

ドラムなどの打楽器やヴァイオリンなどの弦楽器の音と相性がよく、音をクリアに響かせてくれます。

ライブやレコーディングでよく使われるリバーブの一つです。

プレートリバーブ

残響音が欲しい場合、かつては大きな金属の板を振動させて意図的に残響音を作っていました。

しかし、現代においてはこのリバーブの効果もシミュレートされているため、エフェクターでその効果を簡単に得ることができます。

このリバーブは残響音にクセがないためボーカルやアナウンスなど声に使われることを多いリバーブです。

スプリングリバーブ

フェンダーのギターアンプ、「デラックスリバーブ」や「ツインリバーブ」に搭載されているリバーブで、そのリバーブはバネの振動を利用して作っています。

コンパクトエフェクターで再現されていますが、実際のギターアンプではその再現ではない本物の音を聴くことができます。

また、エレキギターとは相性がよく、そのサウンドは60年代の「ベンチャーズ」のようなインストゥルメント(ボーカルのない演奏のみの曲)のバンドにより確立されました。

「アナログ」と「デジタル」

先ほど説明したようにリバーブの中にはかつて金属の板を振動させてその効果を発生させたり、バネの振動を利用しているものがあります。

こういったものを「アナログリバーブ」といいます。

対して、アナログリバーブやホール、ルームのサウンドをシミュレートして作っているものを「デジタルリバーブ」といいます。

コンパクトエフェクターは「デジタルリバーブ」が圧倒的に多いですが、ギターアンプではスプリングバーブなど、アナログで作っているものもあります。

デジタルリバーブの再現性はとても素晴らしく、実際の音と遜色のない音をコンパクトエフェクターなどで作ることができてしまいます。

アナログじゃなきゃダメという状況はあまりないといえるでしょう。

リバーブのツマミと調整のコツ

ここまでリバーブにはたくさんの種類があるのが分かりましたでしょうか?

では実際にエフェクターを買ったときにツマミを設定し自分の好みの音にしなければなりませんね。

ここではリバーブの主なツマミを説明します。

LEVEL(MIX)

原音に対して残響音をどれくらい大きくするかを決めます。

大きくすれば残響音の音量が大きくなっていきます。

自然な残響音にするためには他のツマミとのバランスも考えなくてはいけませんが、原音と同じか少し弱い程度にして調整していくと良いでしょう。

TONE(DAMP)

音質を決めるツマミです。

残響音というのは広くなればなるほど高音が削れていくのですが、それをエフェクターで再現ができます。

もちろん、高音が欲しい場合は調整すればいいので、自分の理想の音に近づけていきましょう。

また、このツマミは高級なリバーブペダルだとハイカット、ローカットといった細かく音質を設定できるものもあります。

音質自体は各メーカーのペダルによって特徴が出やすいので、この辺りも試奏で確かめたいポイントになります。

TIME(DECAY)

残響音が持続する長さを設定します。

ルームリバーブのような短い残響音が欲しければ短めに、逆にホールリバーブのような残響音は長めに設定します。

先ほど、リバーブを使うことのメリットでお話ししたメリット1~3はこのツマミが重要になってきます。

もちろんリバーブの種類によって聞こえ方は変わりますが、自然に聴かせたいのなら短めに、大げさにしたければ長めに設定し、LEVELのツマミとのバランスをとっていきましょう。

オススメのリバーブペダルを一挙にご紹介!

では、初めて購入する際に買って間違いなしのリバーブペダルをご紹介していきますよ!

リバーブペダルはデジタルリバーブが圧倒的に需要が高いので、デジタルリバーブから選択するということを念頭に選んでいきましょう!

また、音質が良いことはもちろんですが、初めて購入するなら操作が簡単なものが良いですね!

BOSS「RV-6」

定番としてはやはりBOSSは外せません。

1987年に世界初のリバーブのコンパクトエフェクターとして登場した「RV-2」以来、多くのミュージシャンに愛されてきたペダルです。

クセのないサウンド、扱いやすいツマミ類、豊富なリバーブタイプを選べるため、お馴染みのサウンドから独創的なサウンドまでこれ一台でカバーできるのが魅力です。

BOSS ボス  Reverb RV-6

TC Electronic「Hall of Fame 2 Reverb」

空間系といえばTC Electronicと思う方もいるのではないでしょうか?

そんなメーカーのコンパクトながら多機能なペダルのご紹介です。

8種類のリバーブタイプの他に「Tone Print」という機能を使って好みのサウンドを3つまで追加可能となっています。

Tone Printで追加できるサウンドは往年の名機と呼ばれるリバーブのサウンドがモデリングされているようで、サウンドには期待が持てますね。

しかもこの追加方法がスマートホンの専用アプリからできるというので驚きです!

また、「MASH」という機能が搭載されていて、これは感圧的にパラメータを操作できるものです。

例えば、このMASHに「DECAY」を割り振っておいて、強くスイッチを踏むとこの時だけリバーブサウンドが長く鳴るようできます。

演奏の表現の幅が広がりそうな機能ですね。

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Strymon「BlueSky」

最高の音質を求めるのであればStrymonがオススメです。

この「BlueSky」は「Shimmer(シマー)リバーブ」を世に広めたモデルでもあります。

プレート、ルーム、スプリングとどのサウンドも申し分なしに良いのですが、これにモジュレーションやShimmerを掛けることで、その組み合わせを選ぶことができます。

ツマミが豊富でサウンド設定を追い込むことができ、そのサウンドは「FAVORITE」のスイッチにプリセットが可能です。

「BYPASS」はツマミを操作したサウンドをだせるので、二つのサウンドを扱えることができますよ!

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ELECTRO-HARMONIX「nano Holy Grail」

リバーブの名機、「Holy Grail」が小さくなってより扱いやすくなったモデルです。

スプリングリバーブ、ホールリバーブといったオーソドックスなタイプから、「FLERB」といったフランジャーが掛かっているような独特なリバーブも搭載しています。

なんといってもツマミが一つしかなく、音作りが非常に簡単なのもイイですよね!

もちろんサウンドは定評のあるHoly Grailなのでとてもいいですよ!

electro-harmonix Nano Holy Grail

ELECTRO-HARMONIX「OCEANS 11」

「 ELECTRO-HARMONIX 」からもう一つ紹介します!

こちらは先ほどの「Holy Grail」とは反対に11種類のリバーブタイプと、LEVEL、TIME、TONEのツマミがついています。

しかも「MODE」スイッチを押すことでそのサウンドバリエーションはさらに多くなります。

定番な使い方から、想像次第で色々なサウンドを作れるのはさすが ELECTRO-HARMONIXといったところでしょうか。

「TAILS」 という機能が備わっていて、スイッチをオフにしてもエフェクトの残響音が残ってくれるので自然にエフェクトの切り替えもできるので、仕事がとってもできるペダルですよ!

最後に

今回はリバーブについて掘り下げてお話ししてみました。

初めて購入するのであれば、たくさんツマミや機能がついているものではなく、なるべくシンプルなペダルを選ぶといいですね!

あとは肝心の音がどんな感じか聞き比べてみることもオススメします。

リバーブはアナログリバーブよりデジタルリバーブの方が圧倒的に需要が大きく、音も申し分がないものばかりなので、メーカーごとにどんな音なのか確認するとより自分の欲しかった音に近づけることができるでしょう。

この記事を読んで少しでもリバーブについて分かっていただけたら嬉しい限りです!

皆様の素敵なギターライフを願っております。

最後まで読んでいただきありがとうございました(^^♪

この記事を書いたのはこの人
ほしのうみ

弾き語り、バンド活動を10年以上経験している音楽大好き人間。
過去には楽器屋さんで働いていたこともあります。
私の経験を皆様の役に立てていただけるようなブログを目指しています!

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