【初心者向け】実践!オクターブチューニング~オススメの動画も紹介!~

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PIRO4DによるPixabayからの画像

3回目のメンテナンスの解説です!

今回は「オクターブチューニング」です!

オクターブチューニングって何?
普通のチューニングと何がちがうの?

となってしまう方へ紹介していきますね!

この記事ではオクターブチューニングのやり方をとても丁寧に解説している動画も紹介します。

オクターブチューニングとは?

オクターブチューニングとは12フレットを押さえて行うチューニングです。

12フレットは開放弦(0フレット)から見て1オクターブ上の音になります。

ギターの弦の長さ(スケール)は12フレットが半分でその倍の長さがブリッジについているサドルまでが理論上、全長となります。

これは開放弦は問題なく聞こえても、フレットを押さえたときに高く聞こえてしまう部分がどうしてもでてきてしまいます。

この時にサドルを前後させてその差を埋めていくのがオクターブチューニングです。

オクターブチューニングが必要なタイミング

だいたいのギターは出荷時にオクターブチューニングは揃っています。

では、どんな時にオクターブチューニングが必要なのか?

それは主に次の3パターンです。

・弦の太さを変えたとき
・弦高を調整したとき
・ブリッジやサドルを交換したとき

弦の太さや弦高の高さは弦の張力(弦を引っ張る力)が変わるので、オクターブチューニングによる調整が必要です。

また、同じ太さでも弦のメーカーを変えたときは確認するようにしましょう。

オクターブチューニングは新しい弦で行ったほうが効果的ですので、弦交換をした際に確認するようにしましょう。

違う太さの弦に交換した際には、前の記事(【初心者向け】実践!ギターのメンテナンス~弦高とピックアップの高さの調整~)で紹介した弦高の調整、ピックアップの調整と一緒にオクターブ調整も忘れずに行いましょう。

一度オクターブチューニングをしてしまえば、新品の弦に交換したとしても同じものであればオクターブチューニングをする必要はないでしょう。

当たり前ですが、ブリッジやサドルを交換した際は自分のギターに合った調整をしなければなりません。

オクターブチューニングのやりかた

それでは実際にオクターブチューニングのやりかたを説明していきます。

いきなりですが、まずはオススメの動画を見てください!

この一手間が大事!誰でも出来るエレキギターのオクターブチューニングをプロが解説【職人に学ぶギターメンテ】

今回もRickeyさんの動画をご紹介します!

弦交換の紹介のときにも紹介させていただきましたが、非常にわかりやすいです!

この動画でもプロのリペアマンの解説がありますね。

この動画で紹介しているのはウィルキンソンタイプのサドルでおこなっていますが、他のサドルでも調整方法は同様です。

ブリッジのタイプによってはテールピースがあり、調整する際に弦が邪魔な場合があります。
チューンオーマチックやジャズマスタータイプのブリッジがそうです。

このタイプはペグを緩めてから行うようにするとトラブルが少なくて済みます!
むりやりドライバーを回してしまうと弦を切ったり、ボディを傷つける要因となるので、作業しやすい状態を確認しながら実施しましょう。

また、チューナーは普通の精度のものでもできますが、高精度のものを選ぶとよりオクターブチューニングが安定します。

ちなみに高精度でとても便利なクリップチューナーを紹介しておりますのでチェックしてみてください!(詳細はコチラ【オススメ】初心者も必見!オススメの実力派クリップ式チューナー3選)

クリップチューナーではなく、ギターケーブルを繋ぐタイプであればより正確です。
この場合はピックアップのセレクトはリアピックアップを選択しましょう。

それでは動画でも説明しておりますが、簡単に手順をまとめます。

①通常のチューニングをする。

②12フレットを押さえて弦を鳴らしたとき、開放弦と比べてみて同じくらいか見る。

③ずれている場合はサドルを動かす。

上記の3つが大まかな手順です。

これを全ての弦で行いますが、だいたい2巡くらい行うと間違いがないです。

音の比較は開放弦と12フレットを押さえた音、または12フレットを押さえたときの音と12フレットのナチュラルハーモニクスの音で比較します!

開放弦に対して12フレットの音が高い場合はサドルを後ろに動かします。(時計回りに回します。ネジを締める動作です。)

ナチュラルハーモニクスというのは弦に軽く触れておいて、弾いた瞬間に触れた指を弦から話すとポーンという高い音がでることをいいます。

オクターブチューニングを行うにあたって

上記までの方法でオクターブチューニングができるのですが、注意点があります。

それはギターはそもそもオクターブチューニングが完全に合わないということです。

これはギターの構造上仕方がないことなんです。

なので、オクターブチューニングをするときはだいたい合っていればOKという気持ちで行いましょう!

ただ、市販で売られているブリッジの中にはオクターブチューニングを合わせやすいものなどもあるので、パーツの交換をすることも手段の一つですね。

ほしのうみ
ほしのうみ

合わないパーツは故障の原因になる場合があります。パーツの交換を考える場合は近くの楽器屋さんやリペアショップに相談してみましょう!

オクターブチューニングができない場合

ブリッジの調整範囲内なのにオクターブチューニングができない場合があります。

それは弦が不良品である場合と、ブリッジの位置が正しくない場合です。

これの見分け方は、特定の弦だけが合わない場合は前者で、サドルが前に行きすぎたり、後ろに行きすぎたりするときは後者です。

弦が不良品であれば弦の交換で済みますが、ブリッジに原因がある場合は修理が必要になります。
弦の不良は私の経験上、極まれにあります。

ブリッジの場合は私の経験ではないのですが、極端に安いギターは要注意だと言えます。

この手の修理はブリッジの位置調整のためにネジ穴を開けなおしたり、ネジ穴を埋めたりするので、高額は修理費になる場合があるので、修理を考える場合は良く楽器屋さんやリペアショップに相談しましょう。

最後に

今回はオクターブチューニングについて解説しました。

ギター弦の交換とクリーニングから続いて、弦高の調整とピックアップの高さの調整、そして今回のオクターブチューニングと3回にわたって紹介してきました。

これらは弦交換をした際にはチェックするとギターの状態を良い状態に保てるメンテナンスであり、初心者でも手をだしやすく、ギターを弾いていく上でよく行うメンテナンスでもあります。

ぜひ挑戦してみてくださいね!

次回は脱初心者向けのメンテナンス、ネックの反りの確認と調整方法を紹介していきます!

皆様の素敵なギターライフを願っております。

最後まで読んでいただきありがとうございました(^^♪

この記事を書いたのはこの人
ほしのうみ

弾き語り、バンド活動を10年以上経験している音楽大好き人間。
過去には楽器屋さんで働いていたこともあります。
私の経験を皆様の役に立てていただけるようなブログを目指しています!

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